困っていること

12月上旬、僕は高知を訪問する。
それは、Kさんからの相談に答えるためだ。
初めに相談を受けたのは、昨年7月のこと。
その時はオンラインで話を聞き、「旅費の実費をご負担いただければ僕はいつでも現地に行きます」と伝えた。
高知には、LRメンバーKさんの実家が有ったり、名栗メンバーのHさんが移住したりと、行きたい理由は他にもあり、訪問の機会を狙っていた。
だから先日、改めてご相談のメールをいただいた時は、ホントに嬉しかった。
Tさん宅を訪問するのはもちろんだが、他の寄り道も含めてお招きいただき、本当に感謝したい。

さて、まだ行ってもいないのに、高知訪問の話をするには理由がある。
それは、旅費を負担してまで僕(松村)に相談したい「困りごと」について話したい。
せっかくの現地相談に向け、あらかじめ情報提供したいとTさんから申し出があり、T家一同さんから相談書が届いた。
その冒頭には、数項目の相談内容が書いてあったが、僕の心を動かしたのは、その後に続く「●困っていること」の内容だった。
以下、Tさんの相談書から、抜粋させていただいた。

●困っていること
〇総合的な相談がしたい・伴走してくれる人がほしい
家族で専門家や相談会などで聞き合わせて進めてきたが限界を感じる
決定に自信が持てない
⇒法人に関して分からないこと・不安なことが多い⇒税理士に聞くも理解不足で難航中
〇法人に残っている資金が少ない
固定資産税:年間・・・弱
・・業を休業したため減る一方
⇒はやく動き出さないと検討や手続きにかけるお金が無くなる焦り

まず言いたいことは、僕はこの書面を読むだけで、むらむらとやる気が湧いてきた。
なにしろ、初めにある「総合的な・・」と「伴走して・・」の2つは、まさに僕の提案そのものだから。
分からないことに挑むとき、不安だらけに違いない。
僕がコンサルタントを嫌い、パートナーを自称するのは、まさに一緒に走る「伴走」を心がけているからだろう。
さらに、気になるお金の金額が具体的に明示され、時間との戦いを覚悟していること。
僕が倒産経験で開眼したのは、「時は金なり」でなく、「金は時なり」の気づきだったと思い出した。
僕に相談して下さったことを、誇らしく思うには十分だった。

白状すると、Tさんからの相談書を受け取った時まさに、僕は激しい咳と高熱に襲われていた。
コロナが発症すれば、週明けの関西訪問は断念せざるを得なくなる。
そんな暗たんの中、届いたTさんからの相談メールは、僕には光に思えた。
誰かから当てにされるということは、何と幸福なことなのか。
改めて僕は、皆さんにこう言いたい。
手に負えない困りごとこそ、是非松村に相談して欲しい。
困りごとに挑むことこそが、僕の生きがいだから。
(すみません、コロナ療養中の叫びでした!)