松村・就活辞めたってよ

去る9月8日、さっそうと就活デビューした僕だが、早くも10月25日をもって就活から撤退した。
ここで言う「就活」とは、エン転職のサイトへの登録のこと。
A県H市の企画部長さんからお誘いを受けた市の仕事が、こうした民間サイトから受け付けていたために、半ば興味本位で登録した。
履歴情報を入力後、求人情報の希望条件を求められたので、ものは試しに「ほぼ無条件」で登録した。
すると・・・今年65歳を迎え、同期の友人たちからは「定年や退職」の知らせが続々と届く一方で、実にな求人情報が、毎日届くようになった。
しばらくはそれを楽しみながら、H市の求人に加えて、I県の中高一貫校の校長職公募に応募した。

I県は、数年前から公立中高の一貫校化を進めていて、校長の公募も行っていたようだがうまく進んでいなかった。
そこで昨年度、初めて民間の求人サイト(エン転職)を使って5名の校長・副校長を公募したところ、なんと1,500名を超える応募が有り、その倍率は300倍を記録した。
その結果、採用された3名の校長の顔触れは、52才の行政マン、49才の電通クリエイティブディレクター(在籍出向)、44才のインド出身で帰化した元東京都区議会議員という。
いくら「教員免許不問の採用」とはいえ、これ程多様な顔ぶれが「出向」も含めて採用されるなら、僕も挑む価値がありそうだと直感した。

だが、現実は甘くない。
初めに結果が出たのは、I県の校長職公募の方で、1次=履歴書審査で撃沈。
昨年度の様子を応募後に知ったので、当然今年はそれ以上の激戦が予想され、もちろん潔く諦めたことは言うまでもない。
だが先日、いわば本命の「H市の求人」に対しても、残念ながら2次審査の落選通知が届いた。
これに対しても、悔しい思いは全く生まれず、お誘い下さったYさんに「力足らずのお詫び状」をお届けした。
でもここで、無性に腹が立ってきたのが「悔しくない自分」の存在だ。
僕は「しても悔しくない」ことなど、チャレンジとは思えない。
だから僕は、即座に「就活からの撤退」を決めた。

常々僕は「失敗は嫌いじゃない」と豪語しているが、それはあくまで「悔しい思いが更なるチャレンジに奮い立つ」からだと気付いた。
決して「就活」を否定しているのではない。
「悔しくない失敗」を辞めるため、僕は就活を辞めた。
ま、これを「負け惜しみ」と言うのかもね。