とっておきの課題

今年、僕がぶち当たった課題は、来年どうしても解決しなければならない。

なにしろ、今年の初めに「ついに解決した!」と宣言したのに、実は解決していなかったのだから深刻だ。

そこで、年賀状にそのことを書いていたら、ふと気が付いた。

考えてみれば、「是非とも解決したい課題」は他にもあるじゃないか。

というわけで、今日は僕が抱えている「とっておきの課題」をいくつかご紹介しよう。

まず始めは「平和」について。

現代社会における最大のコンセンサスは「は止めよう」だと思う。

だがそれは、「戦争をしない」のではなく、「平和を守ろう」という意味だ。

だから、すべての軍隊は自国の平和を守るために存在する。

だが、日本の憲法は世界で唯一「平和を守る」でなく「戦争をしない」と定めている。

軍隊を廃止したコスタリカを称賛する人もいるが、それは常設軍を廃止しただけで、有事になれば徴兵して戦争する国だということを忘れてはならない。

戦争をしないということは、攻撃をしないだけでなく防衛もしないということだ。

僕は、仲間を救うために敵を道連れに自爆するのでなく、敵の弾に打たれて死ぬことで戦争の愚かさを示したい。

イージスアショアなど買わずに、北朝鮮に行って友達を作りたい。

つぎに「豊か」について。

平和な世界では、戦いでなく競争が活発になる。

を目指すのは素晴らしいことだと思うし、してもめげずに立ち上がればいいと思う。

だが、成功しなければ許されない、失敗すると生きていけない社会は大問題だ。

実は、誰もが求める「豊かさ」にこそ課題がある。

僕が目指す「豊かな社会」は、「全ての人が豊かになる社会」のことだ。

だから、豊かとは、周りの人よりたくさん金を持つことじゃない。

一部の人しかなれない「豊か」は「豊か」じゃない。

全ての人がなれる「豊か」とは何か、この課題を何とかしたい。

たとえば、「全ての人が食事に困らない社会」を実現したい。

そして「家族」について。

世界で最も長い歴史を持つ天皇家が、今存続の危機を迎えている。

男系継承を維持してきた宮家制度や側室制度などが、現代社会に適応できなくなっている。

今更一夫多妻制を認めるのは、戦争を肯定するのと同様に、時代の逆行と言うべきだろう。

だが、そんなルールなど変えればいいだけのことで、僕にとっての深刻な課題は別のことだ。

それは、我ら庶民までもがいつまでも夫婦を中心に親子関係が作る血族家族制度に縛られていること。

そもそも家族とは「利益を分け合う仲間」のことであり、会社やチームの構成員はすべてが広義の家族だと思う。

少子高齢化とは、「日本人」という意味不明な枠内の話であり、移民国家のアメリカでは意味をなさない。

国際化や、化はあくまで表向きであり、本当は日本という境界を打ち消す「脱日本人」に挑みたい。

最後に「死」について。

こうして振り返ると、僕の課題を話したいのは、それらがみんなの課題だから。

平和、豊かさ、そして家族(仲間)を必要とするのは、僕だけじゃないはずだ。

だから、僕にとっての最後の課題は、誰もが望む「苦しくない死」だ。

老化を防ぎ、病気を治し、寿命を延ばすことが悪いことだとは言わない。

だが、死が無くならない限り、延命は死の先送りに過ぎない。

経営者は会社を潰さないように頑張るべきだが、が避けられないとわかった時、僕は少しでも迷惑をかけずに潰す方法を必死に模索した。

会社の倒産と人間の死が、同じとは言わないが、人は必ず死ぬのならせめて、苦しまない死に方をもっと真剣に考えても良いと思う。

でも、僕にはそんな力も能力もない。

だからせめて、少しでも喜ばれる死に方、マネしたくなる死に方を、本気で模索したい。

以上、年忘れのたわごとと聞き流してください。

それではどうぞ、良いお年を。