2011年の4月に私がアントレハウス駒沢をスタートさせたのは、東日本大震災で致命的なダメージを受ける日本社会の新たなスタートの拠点にならなければ・・・という「強い思い込み」から発したものだということをこれまで多くの方にお話して来ましたが、この思いは今日現在においてもまったく変わっていません。1999年に社長として倒産を経験したときに「どうせ潰れるなら、もっと早く潰れればよかった」と心底痛感した私から見れば、破綻を先延ばししているだけの今の社会は「同情の対象」でしかありません。
数年前夕張市が破綻した時、私gが内閣府の計らいで夕張市役所に招かれ、当時の後藤市長と焼き鳥屋で飲んだときのことです。散々私にいじめられ、お酒の勢いも手伝ったのか、「確かに夕張市はひとまず日本一だめなまちになり、最低のサービスと最高の負担に耐えなければならないが、20年後には無借金のピカピカのまちになるんだ。こんな未来を描けるのは北海道にはココしかない。」という言葉が飛び出しました。「日本は一度破綻したほうがいい」というのが私の口癖ですが、それはこういう言葉を知っているからです。
「起業」とは、現状維持や目先の利益でなく、自分で自分の未来を作り出すことです。起業を目指す人が暮らす家=アントレハウスをつくり、やがて誰もが起業するアントレタウンが生まれ、いつか日本がアントレランドになる・・・それが私の妄想です。この思いを実現するために「アントレハウスプロジェクト」というNPO(任意団体)を設立しました。
アントレハウスプロジェクトの目的は、”起業に挑む機会を提供する「起業する家=アントレハウス」を各地に展開し、地域社会で起業を目指すすべての人を支援すること”で、そのために取り組むことは・・・
- アントレハウスの開設
- アントレハウスの運営
- アントレハウスを活用した、プロジェクトの支援
です。
あなたの事務所、お店、自宅の一部で結構ですので、”アントレハウス”にしてみたい・・・という方を募集いたします。
細かいことは、何でも気軽にお問い合わせください。
皆さんのご意見、ご質問など、大歓迎です。
問い合わせ先 nande@nanoni.co.jp 松村まで