
アントレハウス駒沢・最終のご案内
これまで幾度となく、アントレハウス駒沢を活用するパートナーを募集してまいりましたが、年内(12月31日)をもってひとまず締め切らせていただくことにしました。
興味のある方、疑問のある方は、どうぞ遠慮なくお問い合わせください。
そもそもアントレハウスは、2011年3月11日の東日本大震災を受け、「日本経済の崩壊→企業崩壊→雇用崩壊」が進行する中で、いよいよ「誰もが起業を目指す時代」の到来を予感し立ち上げた「起業する家」でした。おりしも、第1回目のせたがやソーシャルビジネスコンテストの直後ということもあって、私の呼びかけに十数名のメンバーが集まり、店番や周辺地域へのポスティングなど献身的に協力してくれました。
しかし、私の予感は大ハズレ。日本はつぶれるどころかさらに借金を増やし続け、多くの事業家が起業よりも補助金に群がる始末。アントレハウスは、そこに集う地元の起業家に順次引き継いで、他の各地にも波及していくという私の目論見は一向に進みませんでした。
また、当時私の活動が三軒茶屋-三宿-池尻エリアを中心としていたこともあり、沿線の「駒沢」を選びましたが、特段の地縁も土地勘もありませんでした。でも、いずれ日本中が「起業するまち」にならざるを得ないことを考えれば、私にとって「どこのまちでもよかった」と、今でも思っています。
とはいえ、そう簡単にあきらめるわけにはいきません。やがて2年が経過し、駒沢を拠点や作業場にするメンバーが集まり始め、少しずつ「起業する家」になり始めたところでした。でも先日お話した通り、三茶や池尻の事業が終了することになり、私は目が覚めました。「モタモタしてたら駄目だ、先を急ごう」と。
覚悟を決める=何かをやめること・・・「ずるずる目指す」のでなく、期限を決めよう・・・というわけで、「年内に見通しが立たなければ3月に駒沢を撤退する」と覚悟を決めました。
お見苦しいことは承知の上で、こんなこと書きました。でも、起業とは、何かを実現するということは、やはりこういう見苦しいことでもあるんです。今回はそのことを、身をもってお見せしちゃいました。
繰り返しになりますが、「駒沢で何かしたい人、至急集まってください!」
以上!
今後の展開について
本年4月に「アントレハウスプロジェクト」という任意団体を立ち上げました。
■目的は
起業に挑む機会を提供する「起業する家=アントレハウス」を各地に展開し、地域社会で起業を目指すすべての人を支援すること
■事業の内容は
(1) アントレハウスの開設
(2) アントレハウスの運営
(3) アントレハウスを活用した、プロジェクトの支援
です。
何しろ駒沢は「思い立ったら即実行」で、自ら物件を借りて自分がオーナーとして運営しましたが、この方式で多所展開するのは、明らかに困難です。たまたま私の妹が、銀座にオフィスを開いたので、「アントレハウス銀座」と名付けてみましたが、こちらでの取り組みはまだ何もできていません。
そこでみなさんに、口コミをお願いします。「あなたのスペースを、アントレハウスにしませんか!?」
アントレハウスとは何か?・・・それは、私・松村拓也がサポートするスペースです。
皆さんの事務所、お店、たまり場、ご自宅など、場所はどこでも構いません。新たなチャレンジをする人に場所や機会を提供することで、新たな価値や活力を生み出そうとしている場所なら、どこでもアントレハウスになることができます。そして私の関わり方も、自由にデザインしましょう。駒沢が存続することになったとしても、その運営は地元メンバーにある程度委ねて、私は飛び回りたいと思います。私自身が「世田谷の松村さん」から「アントレハウスの松村さん」になることで、アントレハウスの増殖に取り組みたいと思います。
「あなたのスペースを、アントレハウスにしませんか!?」
自薦・他薦はもちろんのこと、ご意見、ご質問をお待ちしています。
お問い合わせはこちら・・・nande@nanoni.co.jp 松村拓也