2012年5月、世田谷区の起業相談窓口に訪ねてきた田名夢子さんの相談は、自分が所有する土地建物を使って「笑恵館(しょうけいかん)」を作ること。
そのお手伝いをするうちに、僕は所有権こそが「自由と責任を持つ力」だと気づきました。
そして「笑恵館が実現したら、土地建物を子供に相続するのでなく、いつまでもやり続ける仕組みを作って欲しい」という願いを叶えるため、一般社団法人日本土地資源協会を設立し、土地所有の永続化に取り組んでいます。
そのプロセスで学んだことを、一冊の本にまとめ上げ、2018年7月に「地主の学校」という勉強会をスタートしました。
「国づくり学」は、誰もが地主(地域社会の主体者)になって、国づくりに挑む「新しい民主社会」の構築を目指す学問です。
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目次
1.本書(教科書)の内容
もしも今、「一部のエリート」たちが経済を支配することで世界を支配しようとしているならば、私は「誰もがなれるエリート」として「地主」を再生し、新しい民主主義「みんなで地主」を構築してみたい。そのために、「地主」について学ぶ「地主の学校」の教科書を作成することで、永続的な土地利用としての「国づくり」を提案するのが本書の目的だ。
これまで
第1章 脱地主現象(国づくりの行き詰まり)
- 地主制の廃止・君主導から官主導へ
- 承継の中断・地主から所有者へ
- 空き家の増加・資源から資産へ
第2章 地主の復活(国づくりの手順)
- 土地資産を資源にする手順
- 所有者から地主になる手順
- 官主導を民主導に変える手順
第3章 地主の地(国づくりと土地)
- 土地は地球でできている(存続に必要な資源)
- 土地が世界をかたち作る(存続を目指す部分)
- 土地を場所として利用する(存続に使う空間)
第4章 地主の主(国づくりと所有権)
- 所有とは何か(所有権の持ち方について)
- 自由とは何か(所有権の使い方について)
- 権利とは何か(所有権の目的について)
第5章 地主の起業(国づくりの事業化)
- 新しい家業(諦めない仕事の仕組み)
- 新しい家族(終わらない組織の仕組み)
- 新しい故郷(争わない地域の仕組み)
これから
- 私たちは本当に無力なのだろうか
- みんなが君主になる社会
- 土地活用と国づくり
- 日本が一つの国であることの限界
- 戦争放棄したミニ世界の範となる
- 地主の学校が目指すのは、君主の学校
2.受講案内
■カリキュラム
- 序論 00(全1回・無料開催)
- 概論 01~05(全5回・必修)
- 各論 06~20(全15回・選択)
■受講方法
- 受講科目の選び方
- まず初めに、序論(ガイダンス)を受講していただき、概論は必ず全5回を受講してください。
- 各論については、概論を受講した上で、受講科目を選んでください。
- 日時・場所(未定)
- 毎週?曜日 ?-?時 オンライン講座(zoomにて)
- 毎週?曜日 ?-?時 笑恵館講座(対面形式)
- その他随時 出張講座・受付中
- 時間割・進行(所要2時間)
- 0:00 開場・受付、zoomチェックイン
- 0:05 講義
- 1:00 休憩
- 1:05 Q&A、自由討議、相談
- 2:00 終了
- 参加方法:松村までメール
■受講料金
- 序論’ガイダンス) 無料(出張の場合+交通費)
- 概論及び各論 一般:3,000円/回、一括申込:50,000円/20回
- 出張開催の場合 5名まで:10,000円+交通費、5名以上:2,000円/人加算
- 開催期間 2022年12月31日まで
- 申込方法 松村までメールで気軽にお問い合わせください
3.地主の学校が目指すもの
地主の地は、土地、地域、そして地球の地です。
地主の学校は、誰もが主・・・つまりみんなが主になる「民主主義」の実現を目指して、
「国づくり」について学ぶイベントを開催しながら「地主学」を構築し、
地主を学ぶ場として、各地で「地主の学校キャンパス」を募ります。
詳しくは、日本土地資源協会のサイトをご覧ください!