あなただって用心棒!

僕自身が用心棒を目指すのには、もう一つ訳があります。

それは、あなたにも用心棒ビジネスを提案したいから。

先ほど述べたように、用心棒は「資格」に束縛されません。

所詮「資格」とは、事業者側に権限を与えた上で、それを管理・取り締まるためのもので、顧客側に必要でできたものではありません。

例えば運転免許は、車の運転を許可する代わりに定めたルール守らなければ罰則や罰金を科します。

これは本来歩行者や同乗者を守るための制度ですが、歩行者には何も教えず、危害を加える側を管理しているわけです。

これはビジネスでも同じことで、税理士も弁護士も依頼者の代理を務める資格です。

したがって、サービスを受ける側は素人の顧客のままで、努力や工夫はサービスを提供する側が行うという構図がすっかり出来上がってしまいました。

しかし本当にそれでいいのでしょうか。

僕の挑む「用心棒」は、法律に準じて決まった範囲のサービスをするのでなく、顧客の求めに応じてどんなことでもやるという意味で、極端に言えば「無法者」です。

「無法」というと法を破る悪いことのように感じるかもしれませんが、僕が言いたいのは「法の無いサービス」ということです。

ビジネスが法律によって管理されているのは、実は全体のごく一部です。

そもそも新しいビジネスには「法律」などあるはずもなく、繰り返しになりますが顧客側を管理する「法律」はほとんどありません。

だから、あなたのサービスが新しい場合はもちろんのこと、顧客そのものをフォローする仕事なら、そこに法律も資格もあり得ません。

例えば、顧客と一緒に買い物に行き、品物選びを手伝う仕事とか、一緒に旅をして相談相手になるとか、仕事の経験を生かして困りごとの相談を受けるとか、無法ビジネスや法外ビジネスは数限りなく考えられます。

僕は世界中のすべての人が、少しずつ違うビジネスですべきと考えています。

さもないと、誰もが自分の力で生きる世界は実現しません。

その時世界は、一人一人を法律で管理するがんじがらめの状態でなく、誰もが互いに納得のいく説明をして、フェアなビジネスができるようになっているはずです。

そのためには、資格や許可でなく、本当の実力というか、役に立つ知識や技術を使って顧客の課題を解決出来るかどうかが問題です。

むしろ「あなたにしかできないこと」をはっきりとすることが、肝心だと思います。