爽快ビジネス

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来年こそは起業の年、だから年末年始は大変だぞ!と意気込んで、さっさと年賀状を印刷しとっくのとうに発送済みだが、早速住所違いで1通が返ってきてしまった。

これから出せばまだ元旦に間に合うので、行動は早めにするもんだな・・・とほくそ笑みながらふと年賀状を読み返してみると、なんだか妙に懐かしいというか、書いてから時間が経ったというか、要はあまり面白くない。

そこにはお金のことが書いてあり「お金をできない言い訳にするな」と金儲けを批判している。

でも、実際に頭を商売モードに切り替えていくと、僕の頭の中はそこらじゅうでお金が走り回っている。

「お金儲けを考える」というやり方は、やはり最高に面白いゲームでもある。

しかし、お金にばかり夢中になっていると、本末転倒になりがちなのは否めない。

ついつい、お金儲けのからくりを考えたくなる「腹黒い自分」がそこにいて、ビジネスの表と裏を作り始める。

ちょっとずるい、許されるインチキを考えることって面白いし、僕の生き甲斐かもしれない。

松村さん、そんなこと書いちゃっていいの?と、言われそうですが、そこでふと気づいたことがある。

「隠すからいけない!」と。

僕が思う「ビジネスで後ろめたいこと」は、見えないところでインチキすることと、必要以上に儲けたお金を貯めこむこと。

「お金がどれだけ必要か」も見えないことなので、結局見えないことが諸悪の根源だ。

そこで、あらかじめビジネスのやり方もからくりもすべてを開示し、かかった費用も儲けたお金もすべて開示
してしまおう。

その結果、みんなから喜ばれれば成功するし、嫌われれば失敗に終わるだけのこと。

そしてお金も、頑張って大いに稼ごう。

みんなが喜ぶかっこいい使い道はいくらでもある。

自分のために稼ぐとは、その使途を明らかにしないこと。

お金は使うためにあるもので、結局誰のものでもない。

年の瀬でバタバタしているが、間もなく新年を迎える高揚感が今日の気づきと開き直りを生んだのか。

42歳で会社が倒産し、巨額な保証債務を背負うことで、心の底でお金との関わりを断ち切りたいと願うようになり、それを跳ね返すために「起業」に魅せられた僕がいたのかも知れない。

「破綻から学んだ」という言葉に嘘はないが、やはり僕は卑屈になっていた。

そんな自分が一度見えてしまうと、もう元に戻すことはできなくなった。

それを見ようとしなかった自分に戻るのでなく、そろそろそれを笑い飛ばす新しい自分になってもいいな。

年の瀬のどさくさに紛れ、身の上話をしちゃってすみません。

でもビジネスとどう向き合うか、「ビジネスが爽快であること」が、僕にとっては大切な問題だったんです。

みんなで取り繕っていますが、日本はとっくに破綻しています。

先日国民一人当たりのGDPが発表され、大阪万博の時よりも順位を下げたとのこと。

でもそりゃそうでしょ、これだけ何も生み出さずに生活している人が多い社会なら当然のこ
とと思います。

だから僕たちは、自分のGDPを少しでも向上させなければなりません。

豊かな国で何も生み出さない人は、最貧国で元気に生きている人よりも自立していないことを自覚すべきです。

だから僕は、頑張って稼ぎたいと思います。

みんなが起業し、稼ぐ世界を目指して。

20151228のメルマガより