■都会では情報が届いていない ?
この地図は、アントレハウス駒沢から半径600mの範囲を示したものです。600mとは、歩いて10分の距離のこと。私たちは、この歩いて行ける範囲の全ての皆さんに、このチラシをお届けします。
意外なことに、今の東京には「地域の全世帯に届く情報手段」がありません。新聞購読率は、全体では約40%、高齢層が高く、若年層が低くなっています。一方でインターネットや携帯電話が普及しているとはいうものの、こちらは若年層が中心の上、地域との関係は希薄です。町会への加入率も50%程度のため、新聞折込と回覧板に依存する公共情報の到達率も、かなり低いと思われます。
■すべての人に届けたい !
歩いて10分圏内には、およそ8,000世帯=16,000人が暮らしています。この人たちすべてに伝えれば、小さなビジネスをはじめるには十分だと、私は考えました。
ところが実際にチラシを配ってみても、まるで反響がありません。私たちは。チラシが届いても、メッセージが届かなければ意味がないことに気づき、愕然としました。
そこで今回のチラシは紙面を拡大し、すべての記事は「何のためか」を見直し、相手の顔を思い浮かべながら記事を書きました。やるからには思いを伝え、少しでも皆さんを動かしたいと考えました。「いつでも歩いて行ける範囲でどんなビジネスができるのか」というチャレンジは、まだ始まったばかりです
。(アントレハウスに行ってみよう 8月号より)
■8,000世帯にお届けしています
この地図はアントレハウス駒沢を中心に徒歩10分圏内=距離にして半径600mの範囲を示していますが、私たちはこの範囲で約8,000枚のチラシを配布しています。
世田谷区では、1世帯あたりの人口が平均1.9人なので、私たちは約15,000人の方たちに情報をお届けしていることになります。
■歩いて配るということ
私たちはあえて手間をかけ、自分達で手分けをして一軒一軒のお宅に、チラシを歩いて配っています。
この地域で何が出来るのか、何が求められているのかを感じるためには、地域の雰囲気や空気を実際に肌で感じることが大事であると考えています。
■「アントレハウス」の意味
「アントレプレナー(起業家)」という言葉を省略した「アントレ」と、「家」を意味する「ハウス」をあわせ「アントレハウス=起業する家」という言葉を作りました。
まちの中でビジネスを生み出すために、仕事場としての会社でなく、誰もが暮らせる「家」を作りました。
■「起業(アントレ)」って何?
「新しく会社や事業をおこして商売すること」だけではなく、「新しいことを始めること」すべてを起業(アントレ)といいます。
ですから、起業に大きいも小さいもありません。「あれをやってみたい」、「これをやろう」と思い何かを始めた瞬間、あなたはもうすでに「起業家のひとり」なんです。
(アントレハウスに行ってみよう 9月号より)
■8,000世帯にお届けしています
この地図はアントレハウス駒沢を中心に徒歩10分圏内=距離にして半径600mの範囲を示していますが、私たちはこの範囲で約8,000枚のチラシを配布しています。
世田谷区では、1世帯あたりの人口が平均1.9人なので、私たちは約15,000人の方たちに情報をお届けしていることになります。
■「起業する人」の、2つの顔
新たなサービスを生み出すのが起業だとすれば、自分で起業する人は「できたらいいな」と考え、自分でやらない人は「あったらいいな」と考えるでしょう。
起業を実現するには、この両方の人が必要です。自分でやらなくても、起業に興味を持つ人が300人いたらいいなと思います。
■「起業する家」の役割
起業に必要なのは、「とにかく実行」すること。「起業する家」は、互いに刺激し、協力し合いながら起業に挑む仲間を集め、ビジネスの実習をする場所です。
初めてビジネスに挑む人と、自分のビジネスを変えたい人が30人くらい集まれば、新たなビジネスが続々と生まれるはずです。
■「起業するまち」を目指して
15,000人のまちで、300人の人たちの叱咤激励を受けながら、30人が起業に挑む…それがこのプロジェクトの目標「起業するまち」のイメージです。
雇用創出が叫ばれますが、それ以前にビジネスを生み出すまちづくりが必要です。さあ、駒沢から、日本を立て直しましょう!!!。
(アントレハウスに行ってみよう 10月号より) |