A11_4.だれ(who)という疑問

■だれ(who)は、人間

  • 「だれ(who)」が問う人間とは、「あなたのやりたいこと」を映画に例えるなら、そこに出てくる登場人物たちのこと。
  • この世界の中の一部の人たちやひとりの人を選び、その人たちの関係を説明するための疑問です。
  • その代表が、自分である「私」と、相手である「あなた」、そしてその他の「彼」の3種類で、これを文法の授業で「人称」と教わりました。
  • しかし、世界には人間以外のモノや時間など様々な要素でできており、それらすべてに対しても「これ」「それ」「あれ」で指し示し、それらの関係を説明する必要があります。
  • 人は人だけと関わって生きるのでなく、車を愛したり、星に癒されたり、歴史を学んだりします。
  • あなたのやりたいことを実現するために、様々な人やモノなどが、欠かせない役割を演じるはずです。
  • そこでまず、「あなたのやりたいこと(100文字)」の中から、すべての登場人物や物事を抜き出してみてください。

 

■だれ(who)は、名詞

  • 登場人物や物事は、当然のことながら「名詞」で書かれているはずです。
  • そしてそれらは、ごく一般的な誰でもいい場合や、ある特徴や共通点を持つ人々を指す場合のほか、ある特定の個人やモノを示すこともあるでしょう。
  • それらを表すために、名詞には単数形と複数形があったり、普通名詞と固有名詞があったりするわけです。
  • 例えば「黒いスイカを作って売りたい」とすれば、「黒いスイカを買いたい人」と「黒いスイカを作る人」がいるわけです。
  • あなたの目的が、「買いたい人を喜ばせる」のか「作る人を救う」のか、どちらにせよ「買う人」と「作る人」がいなければ実現しません。
  • そしてもちろん、あなた自身がだれなのかも重要です。
  • あなたは「買う人」なのか「作る人」なのか、それとも両者をつなぐ「八百屋」なのか。

 

  • 登場人物の一切いない映画がない訳ではありませんが、それを作った人が必ずいて、それを見ているあなたがそこにいます。
  • だから、「あなたのやりたいこと」には、たとえ登場人物がいなくても、あなたという関係者がいるはずです。
  • したがって、あなたのやりたいことには、だれかが必ずいるはずです。
  • だれのためでもなく、だれもやらないことが実現するはずがありません。

 

■だれ(who)が足りない時

  • そんなときあなたならどうしますか。
  • 僕は迷わず「自分のことを説明する」をお勧めします。
  • あなたが「自分のこと」を説明するのはそれほど難しくないでしょう。
  • しかし、自分だけで完結することであれば、自分でやればいいだけのこと。
  • もう一つ欠かせないのが、「相手」のことを説明することです。
  • 少なくとも、自分のやりたいことを「伝えたい相手」はだれなのか。
  • それを書かずに進めることはできません。

 

  • そもそも人間とは何でしょう。
  • 人間の形をしていても人形やロボットは人間ではありませんが、人間のように人形を大切にしたり、ロボットに感謝する人もいます。
  • 親しい生き物でもサルやイヌは人間ではありませんが、サルやイヌどころか、盆栽や石までも人間のように愛する人がいます。
  • さっき亡くなった人の遺体は人間ではありませんが、ずっと昔に亡くなった人を思い、苦しめられている人もいます。
  • 人間とは、私たち人間にとって必要なものの総称にすぎないのかもしれません。
  • だから、「人に限定せず」あなたの映画の具体的、客観的な説明にチャレンジしてみてください。

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