3.用心棒・破綻処理

どんな破綻?

ごぶさた致しまして。
破綻後の世界興味深く拝見しました。ところで、どんな破綻を想定しているのでしょう?

友人のNさんから、こんなメールをいただいたので、次のような返事を書いた。

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おう、Nさんお久しぶり。

実のところ、どういう形で破たんするのか、皆目見当がつきません。
簡単に言うと、僕から見れば、当の昔に破たんしているのに、この国はゾンビのように生きています。
ゾンビがどうやって死ぬのかは、よくわからないという意味です。

では、すでにどういう破たんをしているかというと、それはお金の話です。
日本はお金を印刷しすぎて、事実上円は紙くずです。
金持ちが使わないから、円の価値が保たれ、デフレが続いています。
貧富の格差が広がるのはそのせいで、お金は貯めこまれる一方です。
でも、それを使ったとたんに円は大暴落するので、使えないのが実情です。

日銀がいくらお金を印刷しても、金利を上げなければ何の意味もありません。
実際、10倍のインフレになれば、国家予算が1000兆円になって、赤字国債の残高など大した問題ではなくなります。
そして、円は10分の1に暴落するので、輸出や観光が繁盛します。

ま、こんな話をしてもらちが明かないので、やめておきます。

僕が今注目しているのは、スウェーデンです。
実は今、先進国(OECD)の中で貯蓄率はスウェーデンが1位で、日本がビリです。
あれほど高い税金を取られているのにスウェーデンでは貯金ができて、
預金残高2位の日本が、実は貯金もできない最貧国です。
貧富の格差って、恐ろしいことです。
富が集中しているだけのことかと思いきや、集中した富は塩漬け同然なので、無いに等しい。
つまり、格差が大きいことは、貧しいことを意味します。

20160815

現に今から50年前、スウェーデンが手厚い社会保障に取り組み始めたころ、スウェーデンの貯蓄率は確かに最低レベルでした。
そしてその頃の日本は、高度成長の真っただ中で、絶好調だったはず。
しかしそれから50年が経ったんです。
スウェーデンでは社会保障が定着し、質素ではあるけど出産、教育、医療、老後の心配がない国になりました。
一方日本は、確かに年寄りと企業と大地主はお金を貯めこんでいますが、お金がないと生きていけない社会になりました。
僕は社会保障を評価しているのではなく、それが質素であることが大切だと思います
日本のように介護も医療も子育ても、際限のない贅沢を湯水のようにお金をかけてばらまいていては、続くはずがありません。
医療も介護も教育も、すべてが、持続不能な仕組みです。

だから、どこから手を付けても、軟着陸は不可能でしょう。
一度破たんするしか、道は残っていないと思います。
だとすれば、1日も早く破たんした方が、傷は浅くて済むはずです。
僕が会社を潰して学んだのは、まさにその1点だともいえるでしょう。

その時生き残るのは、お金の価値に依存しないビジネスだと思います。
1ドルが100円であることに依存するビジネスには、これから嵐が吹き荒れます。
毎日働いた分で毎日暮らせることが肝心です。
現に世界の大部分の人たちは、お金だけに依存せずに生きています。
今僕は、僕の考えたことを売って、原価ゼロで稼ぐことに挑んでいます。
全然儲かりませんが、僕にしかできないことは何かを日々考えています。
でもそれこそが、誰にでもできることでもあるわけです。
誰かにやってもらうのでなく、自分で何とかすることが、お金からの自立の第一歩だと思ってます。

今の日本が破たんしても、全滅するわけではありません。
きっとずる賢く生き延びる人も大勢いることでしょう。
でも、大多数の人たちは、ただ路頭に迷うことになると思います。
僕はそんな人たちに、国や会社を当てにせず、自分の力でしぶとく生きることを提案したいだけ。

なんか、そんな感じです。

つい、長々と書いてしまいました。
今度一杯やりましょう!

松村