20160527

 

「大きなお家・困りごと相談会」というチラシを新たに作り、笑恵館周辺の「大きなお家」にポスティングする準備を始めました。これまで、土地資源活用に関する相談者を募るために「空き家資源キーパーズ」や、「みんなのビル・プロジェクト」などのプロジェクトを立ち上げてチャレンジしたので、これが3度目の正直ということになります。結局これまでの2つのチャレンジは、継続しないという意味では明らかに失敗でした。でも、空き家キーパーズが無ければ、みんなのビルは思いつかなかっただろうし、さらに失敗を繰り返さなければ「大きなお家」にはたどり着かなかったでしょう。そんな意味で、今ここで過去のチャレンジを振り返り、「大きなお家」という新事業構築の手がかりにしたいと思います。

「空き家資源キーパーズ」は、昨年春の「空き家対策特措法の施行」を受け、僕たちの活動に当時の空き家ブームを活用できないか・・・と考えたのが発端でした。当初、日本土地資源協会の公益化を目論んで、内閣府に壮大なプランを提出したものの、実現に向けた体制づくりの非現実性に気づき、撤退(取り下げ)を余儀なくされたころでした。そこで一機に公益化を目指すのでなく、まずは一般のビジネスとして成立させようと考え、「あえて」空き家活用業界に参入してみることにしました。しかし実際にポスティングをしてみると、当然空き家はもぬけの殻で、当事者が住んでいなければ成すすべもありません。我々が問題視しているのは、放置されている空き家そのものではなく、放置せざるを得なくなった所有者の方だと気付かされました。

年が明け、スタートした「みんなのビル」は、相談相手もなく孤立する土地所有者に対し、遊休部分の活用を提案するプロジェクトです。土地活用事業の創出を試みるため、あえて住居を対象とせず、「ビル」という表現を試みました。また、漫然とポスティングするのでなく、可能性のあるビルオーナーに直接提案しながら、並行してWEB拡散を試みました。これに対し、業界新聞など、いくつかのメディアから問い合わせをいただき、取材を受けました。不動産デベロッパーが主催する顧客セミナーでの講演なども打診されました。しかし、具体的な参考事例もない「概念的なプロジェクト」の域を脱却できず、メディア掲載もセミナーも実現しませんでした。

しかし、2つのチャレンジが空振りだったわけではありません。ポスティングや個別勧誘による当方が目論んだ形での「相談者」は現れませんでしたが、意外な反響や想定外の「まぐれ当たり」の相談者は何人も現れました。集客は失敗でしたが、告知は成功したわけです。「自宅に隣接する空き家を活用できないか」という相談が、紆余曲折を経て自宅開放する「おおがいさんち」に育ったり、「みんなのビル」のノウハウで、自分たちに場所を提供してくれる「オーナー探しを手伝ってほしい」という団体が現れて、空き家オーナーとのマッチングが実現し「お産の家」が生まれたり、こちらの想定していなかったニーズが舞い込んで、実現していきました。

新たなプロジェクトは、さらなる展開のきっかけともなります。「笑恵館」では、ようやく空室になった1階住居に、今度こそ高齢入居者を迎えるべく、「高齢者限定入居者募集」を開始しましたし、「おおがいさんち」には、一人暮らしの住まいの相談が来始めています。「お産の家」メンバーとは、住宅を活用した新たな事業例としての「助産院」に関するシンポジウムを開催することができました。こうした状況を背景に、またしても新規事業モデルの確立に挑みたいという機運が、高まってきました。

そこで、次のチャレンジは「大きなお家」です。せっかくの土地資源を持て余して困っている所有者に届けるために、「大きな」という言葉を選びました。「大きなお家」は、豊かなこと、大勢なこと、賑やかなことの象徴です。収入が減ったり、家族が減ったり、利用者が減るという課題に対し、あきらめて売却せず、人任せの賃貸をせず、自分の希望に沿った解決策を一緒に考え実行する「所有者のパートナー」を目指したいと思います。

「一番のお困りごとは・・・相談相手がいないことではありませんか?」ということで、
・相談会は無料・個別予約制にて、随時開催中
・090-9830-3669 担当:松村まで

こんなチラシを作成し、懲りずにチャレンジしたいと思います。