11月13日(金)の夜は、久しぶりに代官山に行き「建築家槇文彦氏を囲む会」に参加しました。東大の劣等生だった僕が、当時たまたま不人気で定員割れした建築学科に滑り込み、本郷のキャンパスに通い始めたころ、前任の芦原義信教授が定年で退官され、夏休み明けから槇文彦氏が教授に着任されました。ゼミ生というか、卒論の担当教官として槇先生に師事したことで、僕の代が槇先生の学部門下生第1期生となりました。そのご縁で、槇先生の定年退官以降毎年新年会を兼ねて開かれるOBOG会に隔年ぐらいで参加してきたのですが、今年は槇総合計画事務所創設50周年にちなみ、ヒルサイドテラスで展覧会を開催することとなり、それに合わせて秋の集まりとなりました。

槇さんは、学生のことを「君付け」で呼び、卒業すると「さん付け」に変化します。僕も学生時代「そんなものか」と思い込み、似たようなことを実践してきましたが、年を取るに従い、どんなに偉くなっても変わらないことが普通でないことを痛感しています。教科書に出てくるような世界の著名な建築家たちと僕たちを、いつも同列の友人として語られるので、つい僕たちも「丹下さんがさあ」とか「ニーマイヤーもいいとこあるじゃない」などと世界を股にかけてる気にさせられてしまいます。そして有名建築家や大学教授などが集まる中で、現在も最も忙しく働き、世界を飛び回っているのが、87歳の槇さんで、子弟の差は縮まるどころか広がる一方です。昨今では、国立競技場の問題で臆さず発言され、多くの建築家がその後から追従して動き出す始末。こんなウルトラおじいちゃんに年に一度お目にかかり、「よ、元気でやってますか?」と言われるだけで、なんだか震い立ってしまいます。

 

そんな槇さんの展示会が、11月29日まで代官山ヒルサイドテラス似て開催中です。

展示は代官山ヒルサイドテラス内の3会場に分かれていて、見ごたえ十分(僕は1時間で駆け足)。

入場無料なので、建築に興味のある人必見、よくわからない人も超お得です。

http://www.hillsideterrace.com/art/151017.html