「ビジネスが社会の役に立つ」って、どういうことか
…今日は「ソーシャルビジネスの定義」についてお話しします。

まずはじめに【社会】の定義ですが、ここでは、【世界の一部分】つまり【地域やコミュニティ】をイメージしてください。私たちは、必ずどこかの【地域やコミュニティ】の一員として暮らし・働いていて、何らかの価値を提供することで稼いだり養われたりする一方で、必要なものを買ったり利用する側でもあります。また、【世界】はこの【社会】が寄り集まってできていて、【社会】が競い合い多様であることで【世界】は豊かになりました。

こうして考えると、次の【役立つ】の意味が見えてきます。それは、人々が必要なものを得るために役立つことだけでなく、地域で暮らすための糧を得るのに役立つこと、さらには地域に魅かれ集まり留まるために役立つこと。これらがそろわなければ、社会が自立し存続することはおぼつかないのではないでしょうか。

こうした背景を踏まえ、私は「ビジネスが社会の役に立つ」ということを、次の6つに分類することを思いつきました。

1.【地域やコミュニティ】に役立つビジネス

  • 新たな解決策を提供する
  • 新たな課題に取り組む

2.【地域やコミュニティ】を必要とするビジネス

  • 人を雇用する
  • 資源を活用する

3.【地域やコミュニティ】がときめくビジネス

  • 留まりたくなる魅力の発信
  • 訪問したくなる魅力の発信

社会で行われるビジネスがこれらの役割を果たさなければ、人々の生活は課題を積み重ねる一方で収入が不足し、訪れる人がないどころか人々は去っていく・・・現に至る所でこんな現象が起きています。

ビジネスにとって、社会こそがマーケットであり活動の場です。ところが皮肉なことに、その社会を衰退させているのもビジネスです。稼ぐだけ稼いで採算が合わなくなれば去っていく、そんな根無し草のようなビジネスが社会を滅ぼしつつあるのだと思います。私がソーシャルビジネスの必要性を唱えるのは、正義感ではなくむしろ損得の問題なんです。

この【地域やコミュニティ】を【せたがや】に置き換えたのが、せたがやソーシャルビジネスコンテストです。たまたま私が世田谷で働いているから【せたがや】にしましたが、これは【めぐろ】でも【にいがた】でも、【ママさん】でもヤンキー】でもいいんです。だからあなたに2つの提案をしたいと思います。

  1. あなたのやっていることや、やりたいことを見せてください
  2. あなたの所属する地域やコミュニティで、コンテストやってください。

ビジネスとは、自分のやりたいことを実現するためのチャレンジです。そのチャレンジが、上記の6つのうちのどれかに該当すれば、それは立派なソーシャルビジネスです。たぶん複数思いつくと思いますので、その中から「最も訴求力のあるもの=みんなの心に刺さるもの」を選んでください。

エントリーはやりかけでもOKです。名前だけでも書いて、エントリーしてからじっくり考えましょう。

あなたのチャレンジをお待ちしています。

問合せ先 kayak@coupler.or.jp 担当:松村拓也