Autonomy 自主・自律・自治

一部の方にはお伝えしていますが、来年は私にとって変化の年になりそうです。

まず第1に、支援活動の拠点であった「せたがやかやっく」が、来年3月で終了します。このプロジェクトは2006年の秋からスタートしましたが、ここで起業を考えるうちに「起業マインドサイト」が生まれ、集まった起業家たちと「NPO法人カプラー」を立ち上げ、起業と地域をつなぐために「ビジネスリーグ」が生まれました。

そしてもう一つ、これらのチャレンジの原点となった「IID 世田谷ものづくり学校」の運営事業者の公募が行われ、先月締め切られました。来年の7月をもって、これまでの「IID」はひとまず幕を閉じることになります。

どちらの事業もだらだらと続けるべきではなく、変化が求められるのは当然のことです。しかし、この2つの出来事で、私がSE区のおかげで実現できたと信じていた大切なものが一瞬で消えてなくなりました。それは、「Autonomy 自主・自律・自治」です。

世田谷ものづくり学校の「運営事業者の公募」とありますが、そもそも私たちは運営事業者(下請け)ではなく賃借人(客)でした。施設の運営は、密に区と連絡を取り合いながらも完全に我々に一任され、そこにはAutonomyがありました。せたがやかやっくで私が生み出した事業も、プロジェクトリーダーとしてAutonomyを付託されていたからこそ、報酬に関係なく自主的に事業を拡充してきました。しかし、私の創出した事業モデルは、だまってそのまま世田谷ものづくり学校の「新たな運営事業者が取り組むべき参考事業モデル」として盗用されています。

ま、戯言はこれくらいにしたいと思います。失われてあらためてその大切さに気付くこと。それが今回の出来事だったわけです。

ということで、来年に向け自分自身を立て直すキーワードが決定しました。

「Autonomy 自主・自律・自治」

お見知りおきのほど、お願い申し上げます!